仏説阿弥陀経

皆様こんにちは。兵庫県尼崎市南武庫之荘 真光寺の僧侶、楠木光雲です。

今日も月参りで、朝から御門徒様と御一緒に仏説阿弥陀経をお称えさせていただきました。

仏説阿弥陀経には阿弥陀様が感じ取られたお浄土の世界が描かれています。

皆様はお浄土という世界をどのようにみていますか?

お浄土に生まれて往きたい(往生したい)と本当に思って生活していますでしょうか。お葬式でおめでとうございますと口にできますでしょうか。阿弥陀様のように、お浄土は金や銀が散りばめられているほど素晴らしくみえますでしょうか。

正直なところ、なかなか難しいと思います。

しかし、その価値観ではいけないと気付くことぐらいは出来ると思います。私たちは自己中心的で弱く、物事をきちんと判断することが出来ない生き物である、それに気付くことが大切なのではないでしょうか。

このような御文があります。

願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国

日本語訳すると、

願わくは此の仏の功徳をば平等に一切衆生に分かち、ともどもに信心をいただいて仏の国に往生しよう。

もっと簡単に申し上げますと、

仏説阿弥陀経をお称えして、阿弥陀様のありがたさや素晴らしさがわかりましたか?わかったならば、それを周りの人、今日一緒に仏説阿弥陀経をお称え出来なかった人たちにもお伝えしましょうね。そして、阿弥陀様の世界、極楽浄土というところに生まれていきたいという気持ちをおこして生きていきましょうね。

この「願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国」という御文は回向とよばれていて、お経の最後に必ず称えられます。

なかなかお浄土に生まれていきたいと思えない煩悩だらけの私たちですが、仏様にしっかり手を合わせて、その価値観を御一緒に少しずつ変えていけたらいいですね。

南無阿弥陀仏

 

浄土真宗本願寺派 真光寺

兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号

阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分

楠木光雲

 

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