皆様こんにちは。尼崎 武庫之荘 浄土真宗 真光寺 楠木光雲です。
仏様のお心があたたかく、広大であるということを前回の記事で書かせていただきました。
今回は、その仏様のお心を、同体慈悲のお心という表現を通して、より一層深く味わわせていただきたく思います。
突然ですが、皆様は足の子指をどこかにぶつけたことがありますか?
私は今までにそういうことが何度もございます。
とても痛くて、思わず足をおさえて、うずくまります。
足の子指は体の先の先でございますが、先の方だからといって、痛くないということはございません。
ダイレクトに脳に「痛い!」ということが伝わってきます。
それは、子指も同じ体であり、繋がっているからです。
仏様と私は離れておりません。
同体、つまり、一つなのです。
私が痛み悲しみを抱えておれば、そのままの痛み悲しみを仏様も感じておられるということです。
本当に幸せの道を私が歩んでおれば、仏様も同じく、喜んでくださっているということでございます。
私が救われなかったら、仏様も救われないのであります。
同体慈悲のお心で、私と一つとなってくださっているので、仏様はどこにいらっしゃるだろうかと探す必要はございません。
もうすでに私と一体となってくださる仏様でございます。
本当に有難いことです。
南無阿弥陀仏