皆様こんにちは。浄土真宗　武庫之荘　寺院　真光寺　楠木光雲です。

本日は開祖の偉大性についてお話させていただきます。

浄土真宗の開祖は親鸞聖人でありますが、開祖はどのようなところが素晴らしいのでしょうか？

一言では言い尽くせないのは重々承知で申し上げますが、開祖の偉大性は、普通だったら絶対に見ることができない仏教の見方をしてくださっているというところにあります。

つまり、開祖の偉大なところはずばりその方の持つ仏教観です。

仏教というものに対して、どこを要としてどのように味わうべきなのかということを示してくださっているということです。

もちろん、親鸞聖人だけではなく各宗派の開祖とよばれる方々はそれぞれに仏教観というものがあり、しっかりと確立してくださっているのでございます。

親鸞聖人は仏教をどのようにみてくださったのでしょうか？

仏教（お釈迦様のお説きくださった教え）において、『浄土三部経』が要であり、その中でも『仏説無量寿経』こそが真実の経であるとおっしゃられました。

『仏説無量寿経』には阿弥陀様のご本願について説かれています。つまり、阿弥陀様の本願力が一番重要であるということです。

そして、他力念仏と他力信心の二枚看板（法然聖人は他力念仏という一枚看板）で救われていくということを私たちにお教えくださったのであります。

この仏教観は今までの従来の仏教では考えられないものでした。

従来の一般的な仏教観は自力諸行往生（良いことをし、悪いことを慎む。そしてどんどん心を清らかにして私の心を仏様に近づけていくというもの）だったからです。

他力念仏往生（他力信心はもちろん不二であるため含まれています）ですくわれていくという道を教えてくださった開祖親鸞聖人。

親鸞聖人がいてくださったからこそ、私も同じように他力という道を歩むことが出来ていると思ったとき、開祖の偉大性に頭が下がります。

親鸞聖人がいてくださって本当に良かったです。

開祖親鸞聖人と同じ仏教観で同じ道を歩んでまいりたいと思います。

南無阿弥陀仏

浄土真宗本願寺派　真光寺

兵庫県尼崎市南武庫之荘１丁目８番５号

阪急武庫之荘駅南側　徒歩３分