皆様こんばんは。尼崎 武庫之荘 真光寺の楠木光雲です。
相田みつをさんがこのようなことを書いています。
「そんか とくか 人間のものさし うそか まことか 仏さまのものさし」
わたしたちは、物事を正しく見ることが出来ません。自分の都合の良いことを善と言い、自分に都合が悪いことを悪と言います。
そして、自分が作り上げた勝手な世界によって自分自身が苦しめられているのです。
わたしたちは浅はかな考え方であったり自己中心的なものさしでしか価値判断が出来ないのであります。
しかし、ありがたいことに仏様の世界を知れば、それに気付くことが出来ます。
真実の言葉、まことのこころに出遇うことによって「あれ、また私のものさしではかっていたな」と、自分勝手なものさしを振りかざしている己れの正体に、目を覚ますことが出来るのです。
鏡があるから、自分の顔に汚れがついていることに気付きます。それと同じように、仏様の世界があるからわたしたちは自分の愚かさに気付くことが出来るのではないでしょうか。
南無阿弥陀仏
浄土真宗本願寺派 真光寺
兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号
阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分