お盆 丁寧に生きるとは

皆様こんにちは。武庫之荘  浄土真宗  寺院  真光寺  楠木光雲です。

今月はお盆の月ということで、1日から15日までいつもよりは忙しい毎日を送っておりました。

浄土真宗では、お盆を特別視しません。

亡くなられた方がこのお盆に還ってきて、また浄土にもどられるという考えではないからです。

毎日が南無阿弥陀仏というお念仏を通して亡き人と出逢っている。

一時的なものではなく、常におはたらきの中にいるという風にいただきます。

しかし、皆様とてもお忙しいようなので、本当は毎日お勤めした方が良いのですが、8月のこのあたりだけでもせめてご縁をいただいてくださいね、ということであります。

そのような訳で、お盆(1日から15日までお参りさせていただいておりました)はいつもよりご縁が多く、忙しい毎日を過ごしておりました。

やはり忙しい毎日を過ごしておりますと、毎日が当たり前のように過ぎていきます。

一日一日をもっと丁寧に生活させていただかねば、と反省しておりました。

皆様は丁寧という言葉の語源をご存知ですか?

実は、丁寧という言葉の語源はとても面白いのです。

あまり詳しくはありませんが、丁寧というのは楽器だったそうです。

どのようなときに鳴らすものかというと、戦の時に使う楽器だったそうです。

注意を促すときに何度も何度も鳴らしたそうです。

丁寧という楽器が鳴っているときは注意をしっかりとめぐらせて、戦いに細心の注意を払って挑んだのです。

つまり、丁寧は、注意が行き届いている状態を表したのです。

話を戻しますが、丁寧に生活をするとは、注意がしっかりと行き届いていて意識をしっかりと持って毎日に挑むことではないでしょうか。

皆様は丁寧に丁寧に毎日を過ごせているでしょうか?

私も、忙しいときにこそ丁寧に毎日を生きさせていただきたいと思います。

次回はどのような意識を持ち、どう注意をめぐらせて毎日を過ごせばいいのか?ということについて、お話しさせていただきます。

南無阿弥陀仏

 

浄土真宗本願寺派 真光寺

兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号

阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分

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