願い

皆様こんにちは。尼崎 武庫之荘 浄土真宗 本願寺派 真光寺の楠木光雲と申します。

突然ですが、流れ星が流れたらあなたは何を願いますか?

流れ星が流れる時間は一瞬ですが、パッと頭によぎるのはおそらく自分のことではないかと思います。

流星群であれば、たっぷり考える暇がありますので、他者のことを願った方がいいのではないか?などと少し思うかもしれないですが、考える時間が短いほど、どうしても自分のことを思ってしまいます。

もし、その短い間にも、人のために願った人がいたらその人は素晴らしい方だと思います。

彼女とうまくいきますように。

家庭がどうかうまくいきますように。

というのも、一見他者を願っているように感じますが、よく考えてみれば自分に関係していることのように思います。

自分以外の人が幸せでありますようにと瞬時に願える人は本当に有難いと思います。

浄土真宗は自分の願いを聴いていただく宗教ではなく、阿弥陀様の願いをお聴かせいただく宗教です。

阿弥陀様にどのように願われているのか?

浄土真宗の言葉で、本願というのですが、色んな解釈が出来ると思います。

あなたをそのまま救う、南無阿弥陀仏と称えさせて、足さず引かず、そのまま救いたいのです。

お願いだから、あなたを救わせてください。

このように願ってくださっているのだと味わわせていただいております。

何がどう救われているのか?

それは、教えがたった今この瞬間瞬間にすでに届けられていることです。

そして。量り知れない命の中にいることです。

摂め取って捨てたまわずというように、阿弥陀様のおはたらきの真っ只中にいることです。

救われるってどういうことか?

なかなか語り切れないのでもどかしいのですが、真実の教えと量り知れない命が今この私に届いていることかな?と未熟ながらも感謝させていただいております。

南無阿弥陀仏

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