皆様こんにちは。真光寺 僧侶の楠木光雲です。
仏花は何故私たちの方に向けてお供えしているのでしょうか。
自然に考えると、普通は阿弥陀如来様の安置している方に向けるのが妥当ではないでしょうか?
実は、これには深い意味があります。
仏花とは阿弥陀如来様の御心をあらわしていて、その御心が私たちの方に常に向けられているということを認識するために、仏花は私たちの方に向けているのです。
私たちは阿弥陀如来様のことを常に考えて生きているかと言われますと、そのような自信はありません。しかし、阿弥陀如来様は私たちのことを常に見守ってくださっています。
阿弥陀如来様に手を合わせるとき、今は忙しいから待ってくれと断られたことがありますでしょうか?
阿弥陀如来様は時間や空間をこえた存在であります。私たちを常に見守ってくださっています。だから、私たちも気付いたときぐらいはしっかりと手を合わせ、南無阿弥陀仏と感謝の気持ちをあらわしましょう。
南無阿弥陀仏
浄土真宗本願寺派 真光寺
兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号
阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分
楠木光雲