皆様こんにちは。尼崎 武庫之荘 浄土真宗 真光寺 楠木光雲です。
仏の顔も三度までということわざがありますが、阿弥陀様という仏様は三度ではないように思います。
私たちは我慢出来てもせいぜい三度ぐらいだと思います。
一度や二度気に入らないことがあっても許せることもあります。
でも、三度四度と繰り返されると流石に腹を立ててしまいます。
一度目から腹が立って我慢ならないときがあるときだってあります。
しかし、阿弥陀様は何度私に背を向けられても諦めずにおはたらきくださったのだと思います。
ですから、阿弥陀様のお木像(仏像)のお顔はずっと変わらないのだと思います。
朝見ても、昼見ても、夜見ても、阿弥陀様のお顔は穏やかでずっと同じお顔をされています。
私がどんな心になっても、どんな人生を送ろうとも、大丈夫私が支えとなるからねとおはたらきくださるのが阿弥陀様であります。
仏の顔も三度までというのは、実は、我々のことを言っていて、阿弥陀様という仏様のことではないと思います。
仏の顔は何度でもだというのが、本当ではないでしょうか。
阿弥陀様は私の言動全て想定内であります。
想定内だから、何度私に裏切られても、変わらずにおはたらきくださるのであります。
南無阿弥陀仏