八功徳水

皆様こんばんは。尼崎 武庫之荘 真光寺の楠木光雲です。

本日は「仏説阿弥陀経」の中に出てくる八功徳水という言葉についてお話させていただきたいと思います。

皆様は朝起きて顔を洗うとき、水が使えることに心の底から感謝していますでしょうか。

「八功徳水」(阿弥陀様が水を見たとき、八種の功徳をそなえた水に見える)

1、汚れなく、清潔で、つや、潤いがある

2、臭くない

3、軽い

4、冷たい

5、軟らかい

6、美しい

7、飲むとき口や喉に支障なく、心地よく飲める

8、飲み終わってお腹等患わない

このように、正しいものさしを持っていて、物事を正確に見る目があれば、水一つにしても八つの素晴らしさを感じ取ることが出来ると「仏説阿弥陀経」には描かれています。

仏説阿弥陀経は阿弥陀様が感じ取っている(感得している)世界が描かれているのです。

仏様が感じ取っている世界を私たちも同じように感じ取れるようになるには、どうすれば良いのでしょうか。

それは仏様と全く同じ経験をしなければ、仏様が感じ取っている世界を見ることは出来ません。

つまり、生きている間は仏様と同じような世界は感得できない、ということであります。

しかし、正しい真理に目覚め、正確な目(ものさし)をもった者の世界を知らなければ、自分たちの愚かさに気付くことさえないのです。

その価値判断が自分の都合によってころころ変わってしまっているという現実すら知ることが出来ません。

仏説阿弥陀経を毎月、毎日お称えすることで、知らされるのです。

「本当はあなたたちの判断は間違っている。本当に大切なことは何なのかに目を向けよ。」

というように、阿弥陀様の感得する世界(阿弥陀様のおはたらき)によって、私たちの価値判断は少しずつ変わっていくのではないでしょうか。

だから、「仏説阿弥陀経」をお称えすることはとても大切だと思いますので、出来る限り仏縁をいただき、お称えする機会を作りましょう。

南無阿弥陀仏

浄土真宗本願寺派 真光寺

兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号

阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分

無問自説の経

皆様こんにちは。尼崎 武庫之荘 真光寺の楠木光雲です。

本日は「仏説阿弥陀経」についてお話させていただきたいと思います。

私はよく月参りで御門徒様方と「仏説阿弥陀経」をお称えさせていただいております。

この「仏説阿弥陀経」は唯一、御釈迦様が弟子から質問を受けずに自らが説いたお経であります。(これを難しい言い方をすると、無問自説といいます。)

そこには、御釈迦様が伝えたかった大切なことがたくさん詰まっています。自らが説こうとしているわけですから、もちろん御釈迦様が本当に私たちに伝えたかった内容であるということです。

ですから、月参りで大切なことが凝縮されている「仏説阿弥陀経」を御一緒にお称えさせていただいています。

「仏説阿弥陀経」が何故大切なお経であるか、まだまだ理由はありますが、本日はこれぐらいにさせていただきます。

次回より少しずつ「仏説阿弥陀経」が何故大切であるか伝えさせていただきたいと思います。

南無阿弥陀仏

浄土真宗本願寺派 真光寺

兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号

阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分