皆様こんにちは。尼崎 浄土真宗 真光寺 楠木光雲です。
本日は、今という時間について考えてみたいと思います。
私の好きな詩に「最後だとわかっていたなら」という詩がございます。
この詩は2001年9月11日アメリカで起きた同時多発テロの追悼集会で朗読されました。
そして、大きな反響を呼び、世界中に拡散されました。
作者はノーマ コーネット マレックという母親の方だそうです。
溺れた子を助けようとして、自分自身も命を失ってしまった10歳の長男サムエル。
その短い人生を終えたわが子への気持ちを綴ったのが、この詩だったそうです。
当たり前に思っていることも実は無常であり、常なるものは一つとして存在しない諸行無常の世界を改めて感じさせられます。
日常での自分の言動に、後悔がないのかと問われれば、正直なところ発言に胸を張ることはできません。
むしろ、後悔や失敗の連続だと思います。
けれど、今、その瞬間に一番納得がいく、後悔のない全力の言動を心掛けたいものです。
人それぞれにきっかけやご縁は違うと思いますが、今という時間と向き合い、真剣に考える時間を作っていただければ幸いです。
南無阿弥陀仏
浄土真宗本願寺派 真光寺
兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号
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