法に生きる

皆様こんにちは。武庫之荘 浄土真宗 真光寺 楠木光雲です。

本日は「私たちの中心にあるものは何か」ということについてお話させていただきます。

 

人は法を求めるに止まって法に生きることを忘れている 高光大船

 

私たちは法を聞き、頭では理解出来ていても、心の底から実感もしくは体感することはなかなか出来ていないと思います。

法を求める、また勉強する(知識を付ける)だけでは浄土真宗の教えを依りどころとして生活しているとは言えないのではないでしょうか。

自我を一番中核に位置付けて、自己中心的に生活していた者が回心して、阿弥陀様を中核に位置付け、自我を一番外核に位置付ける。

つまり、自我というものを全く尊重しないものとし、全て阿弥陀様の仰せ通りに生活しようと志す、それで初めて法に生きると言えるのではないでしょうか。

私たちは常に阿弥陀様によって照らし出され、阿弥陀様にリードされて生活していくべきであります。

人間の判断は必ずといって良いほど間違っていますし、人それぞれものさしが違うので各々で答えが変わってきます。自らが作り上げた世界によって、自らが苦しめられています。

私たちは阿弥陀様に今出逢わなければならないと思います。往生してからではなく、たった今お逢いするべきだと思います。

命が尽きたときに楽になりたい、そのような教えではありません。たった今、救われていく教え、どんなことがあっても乗り越えていける心を育て上げる教え、それが浄土真宗の教えなのであります。

一人でも多くの方々に仏縁をもっていただき、命尽きたときではなく、今こそ、阿弥陀様とお逢いしていただきたいと思います。

 

南無阿彌陀仏

 

浄土真宗本願寺派 真光寺

兵庫県尼崎市南武庫之荘1丁目8番5号

阪急武庫之荘駅南側 徒歩3分

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